埼玉県に全国5位の鉄塔があった!NHK菖蒲久喜ラジオ放送所に行ってきた
先日、高い施設を巡る「今井は高いところが好き」というYouTube番組を始めました。
記念すべき第1回に向かったのは、現在住んでいる埼玉県の1番高い構築物です!
ということで、その「NHK菖蒲久喜ラジオ放送所」に実際に行ってみました!
NHK菖蒲久喜ラジオ放送所ってどんな場所?
NHK菖蒲久喜ラジオ放送所はNHKのAMラジオ放送を関東一円に届けるための送信所です。埼玉県久喜市の農地の中に広大な敷地を構えており、そこに巨大な鉄塔が2本立っています。

| 正式名称 | NHK菖蒲久喜ラジオ放送所 |
| 所在地 | 埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲 |
| 高さ | 245m(第1送信塔)/215m(第2送信塔) |
| 開局 | 1982年(昭和57年)3月31日 |
| 運営 | 日本放送協会(NHK) |
周囲を遮るものが何もない平地に建っているので、近くまで行かなくてもかなり遠くから見えます。
2本の鉄塔のスペック
この放送所の最大の特徴は、200mを超える鉄塔が2本あることです。
第1送信塔
高さは245mです。ラジオ第1放送用で、出力300kW。関東甲信越を中心に約2000万世帯をカバーしています。送信する周波数は594kHzで、呼出符号はJOAKです。
第2送信塔
高さは215mあります。旧ラジオ第2放送用で、出力500kWと国内最大出力を誇っていました。周波数693kHz、呼出符号JOABとして全国向けに放送していましたが、2026年3月にラジオ第2放送の終了にともない送信停止となっています。
どちらも「支線付マスト」という構造で、頂点から斜めに何本ものワイヤーが地面に向かって張られています。塔自体は細いせいか200メートルを越えるようには見えないですが、意外と高いです!
なぜここにあるのか
NHKのラジオ放送は1925年(大正14年)に東京・愛宕山でスタートしました。当初は送信所も愛宕山に併設されていましたが、出力増強のため埼玉県川口市内の送信所へ移転。さらに1982年に現在の久喜市へ移ってきています。
AMラジオの電波を広域に届けるには、広大な敷地と大型アンテナがどうしても必要です。都市部には置けないため、こうして郊外の農地の中に建てられているわけです。
施設の規模と重要性から、職員や警備員が常駐しているとのことです。
実は環境にも配慮している
知らなかったですが、送信所は電力多く使うらしいです。
そんな中、この塔は2012年には出力2MWの太陽光発電システムが稼働を開始しています。
晴天時の昼間は放送所の全電力を太陽光で賄えるようになっており、余剰分は売電もしています。また送信機についても、かつては真空管を使った大出力機を使用していましたが、MOSFETを用いたソリッドステート型へ換装し、消費電力の大幅な削減を実現しています。
北関東のテレビ放送も支えている
AMラジオの送信だけでなく、群馬・栃木・茨城の北関東3県向けに地上デジタル放送のTTL中継所も置かれています。テレビ放送における重要拠点という意味では、関東地方では東京スカイツリーに次ぐ存在です。
ラジオだけではなくテレビも支える、なくてはならない施設というわけです!
高さランキングでは?
「今井は高いところが好き」では全国の構築物の高さをランキングにしています。NHK菖蒲久喜ラジオ放送所の2本の鉄塔はそれぞれ以下の順位です。

第1送信塔が245mでなんとランキング5位!
第2送信塔が14位。
同じ敷地にここまで高い構築物が並んでいる珍しい場所となっています。
埼玉県民なのでモラージュ菖蒲(近くのショッピングモール)に行くときに気になってはいましたが、調べてみると色々と発見もありました。面白かったです!
次回はさいたま市で1番高い構築物に行こうかな!